この記事のまとめ 保育士資格を活かして稼げる仕事って?稼げる仕事とその見つけ方を徹底解説! 保育士の仕事は好きだけど給料が安すぎる…。保育士資格を活かして高収入を得たい…! 保育士資格を活かして稼げる仕事を、実際の体験談を元に徹底追及していきます!
保育士はやりがいや魅力のある仕事である一方、「激務」「給料の安さ」「人間関係」などがネックになります。
「資格を活かしてもっと稼げる仕事がないのかな?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、「転職エージェントの活用」や「キャリア相談サービスの利用」すると、稼げる仕事を効率よく見つけることができます。
この記事では、実際の体験談を元に保育士資格を活かして稼げる仕事やその見つけ方、保育士にオススメの副業まで詳しく解説します。
MEMO
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保育士の転職先おすすめランキングについては保育士からの転職先おすすめランキング13選を現役保育士が徹底解説!を合わせてご覧ください。
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保育士資格で稼げる給料の高い仕事4選
はじめに、保育士資格で稼げる給料の高い仕事を紹介します。
- 公立保育園の公務員保育士
- 院内保育所
- 企業内保育所
- 夜勤ありの施設
それぞれ詳しく解説します。
公立保育園の公務員保育士
保育士の中でも給料が高く、安定しているのが公立保育園で働く公務員保育士です。
参考に、公立保育園と私立保育園で働く人の平均月額給料をまとめました。
役職 | 公立保育園 | 私立保育園 |
保育士 | 28万7,431円 | 25万5,415円 |
主任保育士 | 49万6,623円 | 38万3,029円 |
施設長 | 54万5,053円 | 53万2,097円 |
保育士で3万円ほど、役職がつくと10万円以上差がみられます。
公務員保育士は、産休や育休などの福利厚生やボーナス、昇給、退職金もしっかりあるため、その分人気も高く倍率が10倍~20倍となる市区町村も。
また、同じ市区町村内に複数の公立保育園がある場合は、3~4年おきの転勤もあります。
全ての市区町村で、毎年募集があるとは限りません。
働きたい場所の募集情報をこまめにチェックしておきましょう。
院内保育所
院内保育所とは、病院で働く医師や看護師などの子どもを預かる保育施設です。
病院職員の子どもに限るので、子どもの数も少なく残業や持ち帰りの仕事もほぼないのが特徴的。
給料は病院の規模や、運営母体によって異なります。
給料は、運営母体が病院から業務委託を受けた会社であれば私立保育園とさほど変わりません。
一方で、母体が病院であれば給料も高い傾向にあります。
企業内保育所
企業内保育所とは、企業で働く社員の子どもを預かる施設です。
会社の営業日に合わせて受け入れを行っているため、多くの施設では土曜・日曜、祝日が休みとなり、私生活との両立もしやすい点が魅力的。
自社の子どものみを受け入れ対象としている施設では、院内保育所と同様に子どもの数も少なくゆとりをもった保育ができます。
運営母体が業務委託を受けた会社でなければ、保育士も企業の社員として扱われるため、福利厚生なども適用されますよ。
経営実績の良い大企業であれば、好待遇&高い給料も期待できます。
夜勤ありの施設
児童養護施設や乳児院、深夜保育行う施設などでは、24時間体制で子どもの見守りが必要なため夜勤があります。
雇用主は「夜22時~翌5時まで、通常の1.25倍の割増賃金を支払うこと」が法律で定められているため、同じ労働時間でも稼げるお金に差が出ます。
時間外、深夜(原則として午後10時~午前5時)に労働させた場合には2割5分以上、法定休日に労働させた場合には3割5分以上の割増賃金を支払わなければなりません。
引用:厚生労働省 愛媛労働局
仮に時給を1,000円とすると支払われる賃金(1日換算)は次のようになります。
- Aさん:1日8時間労働(9時~18時)※休憩1時間
1,000円×7時間=7,000円
- Bさん:1日8時間労働(22時~翌7時)※休憩1時間
1,250円×6時間=7,500円(22時~翌5時)
1,000円×1時間=1,000円(6時~7時)
計:8,500円
夜勤保育士は、昼間の保育士と比べ募集を出しても働きたいという人が集まりにくいため、そもそもの給料が高めで設定されているケースも多くあります。
保育士資格で稼げる保育園以外の仕事3選(一般企業あり)
次に、保育士資格で稼げる保育園以外の仕事場所を紹介します。
- 保育士の人材コーディネーター
- テーマパーク
- 学童保育所
それぞれ詳しく解説します。
保育士の人材コーティネーター
転職エージェントにおいて、相談者へカウンセリングを行い適正や適職を見つけ、就労・定着をサポートするのが人材コーディネーターの仕事です。
会社独自で「インセンティブ制度」を設けているところも多く、サポートした求職者の内定が決まると基本給に加え成果報酬が貰えます。
保育士資格が必須というわけではありませんが、資格があったほうがより求職者の親身になってサポートが行えるため、内定が決まりやすくガッツリ稼ぐことも夢ではありません。
テーマパーク
遊園地などレジャー施設に設置されている託児所で、親の代わりに子どもを一時的に預かるのが仕事です。
子どもの顔ぶれは毎日変わるため、集団保育とは違い1人1人に合わせた対応が求められます。
保育園のように行事などは無いため、持ち帰りの仕事も無くゆとりをもって働けるのがテーマパーク保育士の魅力です。
求人の数が少なく人気も高いため、定期的に求人情報をチェックしておきましょう。
学童保育所
放課後に子どもの面倒を見ることができない親に代わって、勉強や遊びの見守りを行います。
対象が主に小学校低学年(1年生~3年生)であり、子どもたちが自分でできることも多いため、保育園のように身の回りのお世話は必要ありません。
また、働く時間は平日は昼頃(子どもたちの下校する少し前)から閉所(18時頃)まで、土曜日は9時頃から17時頃までなので、時間にゆとりをもって働くことが出来ます。
また、基本的に日・祝はお休みなので私生活との両立もしやすい点が魅力です。
保育士の資格を活かせる仕事に転職する方法2選
保育士といえば、資格を活かして「保育園や認定こども園などで働く」ことが主流なので、保育園以外の転職先を見つけることに苦戦することもあるでしょう。
ここでは、保育士の資格を活かして保育園以外の仕事に転職するための方法を2つ紹介します。
- 転職エージェントを使う
- キャリア相談サービスを使う
それぞれ詳しく解説します。
転職エージェントを活用する
転職エージェントでは、専任のアドバイザーによる仕事の紹介や面接対策、内定後の年収交渉など転職に関する様々な面でのサポートを受けられます。
転職を意識すると、なんとなく転職サイトを見る人も多いのではないでしょうか。
参考に転職エージェントと転職サイトそれぞれの特徴をまとめました。
転職エージェント | 転職サイト |
・完全無料で利用できる ・企業の内部情報(人間関係など)もアドバイザーから教えてもらえる ・履歴書の添削や面接練習ができる ・自分に代わって年収の交渉をしてもらえる ・非公開求人も紹介してもらえる |
・完全無料で利用できる ・スマホなどで求人を検索するだけでカンタンに仕事を探せる ・求人の量は豊富だが、怪しい仕事もある |
どちらも、”完全無料”で利用できることに違いはありませんが、転職エージェントの方が良質な求人が多くあります。
また、アドバイザーが直接企業を訪問する機会もあるため、その時に得た職場の雰囲気や人間関係など、働くうえで気になる内部情報も知ることが出来ますよ。
そして、転職エージェントを利用すると「非公開求人」の紹介が受けられることも。
非公開求人とは、一般の転職サイトやホームページには公開されていない求人情報です。
魅力的な求人であるため、応募者が殺到することを防ぐ目的などで「非公開」となっています。
実際に僕の友人が利用したのは、以下の転職エージェントです。
保育士ワーカーは、業界トップクラスの求人数をほこる保育士専門の転職エージェントです。
完全専任制で、実績のあるアドバイザーから丁寧な転職支援が受けれらると、保育士からの支持も高くなっています。
保育士バンクは、ブランクのある人や初心者向けの求人も多く扱う保育士専門の転職エージェントです。
かなりレアな「非公開求人」も多数あり紹介を受けられます。
また、保育士バンクは定期的に転職・就職フェアも開催しています。
フェアでは様々な園の園長や採用担当者から話を聞くことができるので、園の方針や園長先生の雰囲気も直接感じることができますよ。
転職エージェントごとに、抱えている求人は異なることも多いため、よりレアで自分に合った求人を見つけたい!という方は複数登録しておくのがオススメです。
キャリア相談サービスを利用する
キャリア相談サービスでは、プロの専門家へ働き方や転職など自分のキャリア形成に関する相談が行えます。
厚生労働省によると「キャリア」とは、次の意味を指します。
「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。
転職には直結しないのでは・・・?と思われがちですが、キャリア相談サービスの利用には、以下のメリットがあります。
- 自分の新たな一面に気づき、自分にあった稼げる仕事を見つけられる
- 漠然とした不安が解消される
キャリア相談の中では初めに、自分の強みや得意・不得意、価値観などを客観的に把握するため「自己分析」を行います。
自己分析をもとに、プロの視点から具体的に進むべきキャリアについてアドバイスをもらえるので、より自分に合った稼げる仕事が見つけやすくなります。
また仕事をする中で、「今のまま仕事を続けていいのかな・・・」「将来が不安だ・・・」という漠然とした不安を抱えることもありますよね。
キャリア相談の中で専門家のカウンセリングを受けると、不安の原因と対策、解決策がハッキリと分かり、漠然とした不安も解消されます。
保育士の悩みを相談したい方は保育士の悩みランキング10選!7つの相談窓口とサービスを徹底解説!を合わせてご覧ください。
おすすめのキャリア相談サービスはこちらです。
キャリドラは、パーソナルトレーニングを通じて稼ぐ力を身につけられるキャリア相談サービスです。
累計10万人以上が利用する業界トップクラスの人気度をほこり、受講生満足度もかなり高いのが特徴的。
転職だけでなく、副業や起業などこれからのキャリアを見据えた支援も受けられます。
転職を前提としないサービスなので、「このままでいいのかな・・・?」「転職には踏み出せないけど、仕事への不安が大きい」という漠然として不安を抱える方でも安心して利用できますよ。
マジキャリは、転職エージェント『axxis株式会社』が運営するキャリア相談サービスです。
転職成功者を多数輩出する転職エージェントが運営しているということもあり、転職に関する独自のノウハウをもっているのが特徴的。
アドバイザーには、転職エージェント出身の方も多く、より具体的なキャリアに関するアドバイスを受けられます。
マジキャリも無料相談サービスを提供しているため、気になる方は一度試しに利用してみましょう。
各サービスの評判・口コミは以下から飛べます。
保育士におすすめの副業3つ
保育士の資格や経験は副業でも活せます。
保育士にオススメの副業はこちら。
- ハンドメイド販売
- Webライター
- ベビーシッター
それぞれ詳しく解説します。
ハンドメイド販売
フリマサイトや、ハンドメイド販売サイトなどで手製の壁面やパネルシアター、手づくりおもちゃを販売します。
制作する時間を短縮したい保育士や、家で子どもに遊ばせたいと思う保護者もいるため需要も高いです。
軌道にのれば、自宅にいながら毎月2~3万円の収入を得ることも可能です。
Webライター
Webライターとは、Web上にある記事を専門に執筆する仕事のこと。
報酬は「1文字〇円」で決まることが多く、仮に文字単価1円で3,000文字執筆すると「1円×3,000文字」で収入は3,000円となります。
資格や経験があると、採用されやすい・文字単価が高いため、子育て関連サイトや保育士向けサイトなどがオススメです。
また、「食」や「IT」「お金」など知識や趣味がある方は、さらに執筆の幅も広がります。
PCとインターネット環境さえあれば場所を問わず始められる手軽さも魅力の一つです。
ベビーシッター
ベビーシッターは、子どもの自宅へ行き保護者に代わって保育を行う仕事。
対象はは0歳~小学生くらいと年齢の幅は広めです。
ベビーシッター専用サイトなどもあり、自分の空き時間を活用して仕事に取り組めます。
時給は自分で設定ができ、人気の高いシッターは時給2,000円以上でも空きが無い状況です。
保育士資格や経験は大きな強みとなるため、ガッツリ稼ぐことも夢ではありません。
保育士資格を活かして稼げる仕事に関するよくある質問
最後に、保育士資格を活かして稼げる仕事に関するよくある質問にお答えします。
保育士の資格が活かせるラクな職場ってどこ?
「学童保育」がオススメです。
決して「ラク」というわけではありませんが、保育園と比べると子どもの年齢も大きく、見守り時間も短いためゆとりをもって働けます。
残業や持ち帰りの仕事もほとんど無いので、私生活との両立もしやすい仕事です。
キャリアチェンジに活かせるおすすめの資格は?
「チャイルドマインダー」がオススメ。
チャイルドマインダーとは、自宅などで保護者の意向に沿いながら家庭的保育を行う専門家です。
通信講座などで学び、資格を取得したのち開業するのが一般的。
保育は一人で行うため対応力は求められますが、その分自由度も高く自分の理想の保育ができます。
時間単位で保育料を設定することが多く、1時間あたり1,200円~1,500円が相場です。
収入は預かる人数や時間の長さでも異なってくるため、安定して稼げるようになるまでには少し時間を要することも。
軌道にのれば月収30万円ほども夢ではありません。
保育士で年収1,000万円は実現できる?
結論からいうと、保育園などでフルタイム勤務をするだけでは難しいです。
【保育士給料 全国平均】
①決まって支給する現金 給与額 |
②年間賞与・その他特別 給料額 |
年収(①×12+②) |
25万6,500円 | 74万4,000円 | 382万2,000円 |
あくまでも平均なので、経験年数や年齢によって収入は前後しますが、1,000万円には程遠い金額です。
保育士資格を活かして年収1,000万円を目指す方法として、給料の高い園で園長や運営側として働く、売れっ子ベビーシッターになるなどがあげられます。
保育士は副業がダメなの?バレない方法は?
保育士の副業はダメではありません。
ただし、会社の規則で副業が禁止されている場合もあります。
バレてしまうと最悪の場合、解雇される可能性もあるため注意しましょう。
副業がバレる原因の1つとして、「税金の支払い」が挙げられます。
副業をすることで、収入が増えるとその分住民税も増えます。
住民税は本業の給料から天引きされるため、本業の収入以上に住民税が多くなっていると怪しまれるというわけです。
対処法として、副業にかかる住民税は特別徴収ではなく、「普通徴収」にして自分で直接税金を納めることで、会社にバレるリスクを軽減できます。
ただ、確実にリスクがゼロになるわけではありません。
副業をやってみたい!という方は、副業OKの会社に転職するのがオススメです。
副業OKの会社は少しずつ増えきているものの、まだまだ少ない現状があります。
自分で探すのは少々骨の折れる作業になるため、転職エージェントを利用して条件に合った転職先を見つけてもらうのもいいですね。
保育士資格を活かして稼げる仕事を徹底解説!
この記事では、保育士資格を活かして稼げる仕事や資格を活かして転職するための方法を徹底解説しました。
【保育士資格を活かして稼げる仕事】
- 公立保育園の公務員保育士
- 院内保育所
- 企業内保育所
- 夜勤ありの施設
【保育士の資格を活かせる仕事に転職する方法】
- 転職エージェントを使う
- キャリア相談サービスを使う
保育士の資格を活かして稼げる仕事を見つけることは簡単ではありません。
キャリア相談サービスで自分の進むべき道ややりたいことをを明確にし、転職エージェントを活用して職場環境や待遇のよい職場を探してみましょう。