この記事のまとめ
自己都合ではなく、会社都合で退職しまった場合、応募先にバレてしまうのか悩む方へ‥。
会社都合退職は転職先にバレるのか?不利にならない会社都合とは?
転職した経験のある筆者が、会社都合を隠したい方へ向けて、解説していきます!
会社都合退職は、自己都合退職に比べて、給付金のメリットが大きいのが特徴。
しかし、転職先にバレたくないような会社都合退職は、どうやって隠したらいいのか気になる方も多いはずです。
結論から言うと、不可抗力でバレる可能性はあります。
しかし、嘘をつかずに、バレないように工夫することもできるのです。
この記事では、できるだけ転職にマイナスにならないために、会社都合退職に対する施策を解説します。
タップできるもくじ
会社都合退職が転職先にバレる“可能性がある”5つのパターン
会社都合が転職先にバレる可能性があるパターンは、以下の5つです。
- 離職票
- 履歴書
- 失業手当の給付日数
- 前職調査(金融業・警備業)
- 業界内の噂
離職票
転職先が離職票の提出を求めてきた場合、「退職理由」が記載されているため、バレることがあります。
離職票とは、退職後に失業手当や失業給付金を受け取るためにハローワークに提出する書類です。
本来であれば、ハローワークに提出する書類なので、転職先に書類が渡ることはありません。
しかし、雇用保険被保険者番号や年金番号など、入社に必要な情報を取得するために、転職先に提出を求められる場合があります。
とはいえ、離職票の提出に法的な義務はありません。
提出したくない場合は、「ハローワークに提出してしまって、書類が既に手元にない。」などの理由を説明すれば、企業側も柔軟に対応してくれるはずです。
履歴書
履歴書には退職理由を書く必要があります。よくあるのが、「一身上の都合」。
しかし、会社都合退職であれば、上記の定型フレーズは使えません。やはり「会社都合により退職」と記載しないと、経歴詐称になってしまいます。
さらに、会社都合退職のうち懲戒解雇であった場合、まともに書いてしまうと書類選考を受かる確率がガクンと下がります。
書類選考で落とされないためには、「賞罰欄」がない履歴書を選びましょう。
画像引用:jobQ
転職活動中に書類選考で落ちないためには、賞罰欄を書く必要のない履歴書を選びましょう。
失業保険の給付日数
会社都合と自己都合は、下記のとおり、給付日と給付期間が異なります。
自己都合 | 会社都合 | |
失業給付金 最短支給日 |
3ヶ月7日後 | 7日後 |
失業給付金 支給日数 |
90~150日 | 90~330日 |
失業給付金 最大支給制限 |
約118万円 | 約260万円 |
転職先には、雇用保険被保険者証などの書類を提出しなければなりません。
可能性は低いですが、雇用保険関係の書類に転職先が目を通した場合、給付期間のズレに気付かれる場合も考えられます。
失業手当でバレる確率は、ごくわずかと言えるでしょう。
前職調査(警備業・金融業中心)
前職調査とは、中途採用を行うにあたり、企業が応募者の経歴に間違いがないか、前職での働きぶりなどを調べることを言います。
主に人物の信頼が問われる業界、いわゆる金融業や警備業、または会社の重要なポジションを採用する場合は、前職調査が行われることもあります。
金融や警備と関係のない企業に一般社員として入社するなら、前職調査はまずされないと思ってよいでしょう。
さらに、前職調査は求職者の同意が必須。
真っ当な企業であれば、勝手に前職に問い合わせることはしないので、気にしすぎることはありません。
業界内の噂
転職先が、前職と親密な企業であったり、同業種であったりする場合は、社員や経営者の共通のネットワークからバレることもあります。
社員同士であれば「アイツ、○○社で解雇されてたっぽいぜ‥!」、経営者同士であれば「最近入社した○○はうちで解雇したヤツだけど、大丈夫か?」といった感じ。
ホントにバレたくなければ、共通のネットワークがないような関連性の薄い別法人に応募しましょう。
関連性が生まれる要素は、以下のとおり。
- 業種が同じ
- 資本関係にある会社
- 役員が共通している
- エリアが近い など
上記の要素が前職と近くない会社を選べば、人を介して噂が流れることはありません。
不利にならない会社都合退職は「会社側に過失がある場合」
会社側に過失や原因がある場合の会社都合退職は、雇用されている側としては、“どうしようもないこと”。
転職で不利にならない会社都合退職
- 給料未払い、パワハラ、セクハラなどによる退職
- 希望退職者応募による退職
- 倒産・事業撤退による整理解雇
上記は、会社を辞めざるを得ない状況で退職した場合です。
こういった場合は、転職先としても「会社都合で辞めたのはしょうがない。」と思われ、マイナス評価を受けることはないでしょう。
転職で不利になる会社都合退職
- 不正を働いた場合の懲戒解雇
- 能力不足や成績不振による普通解雇
上記は、求職者本人に原因があり、会社から解雇された場合です。
懲戒解雇や普通解雇は、転職先の評価がマイナスに働くことがほとんど。「うちでも不正を働くかもしれない‥。」「能力がないのかもしれない‥。」と思われてしまいます。
転職先に会社都合退職の理由を“聞かれたら”正直に話すのが鉄則
転職先に会社都合退職の理由を聞かれたら、嘘をつかずに正直に答えるべきです。
経歴詐称は解雇のリスクも
先ほどもお話ししたように、経歴詐称は解雇になるリスクがあります。
経歴詐称で解雇されるケースは、「重要な経歴」と言われています。
- 学歴
- 職歴 など
「採用の判断に重要な影響を及ぼすような嘘であるかどうか」が、解雇になる基準です。
“不利になる会社都合でも嘘はNG”ということを覚えておきましょう。
選考中に発覚した場合は、それが理由で不採用になることもあります。特に、学歴や職歴、犯罪歴といった「重要な経歴」を詐称した場合は、内定の取り消しや、入社後なら懲戒解雇になる可能性が高まります。
故意ではない記載ミスの場合、まずは企業に対して誠心誠意謝罪することが大切です。単なるミスとして容認してもらえれば内定取り消しや解雇までは至らないこともあります。
引用:doda
「解雇」が理由なら誠意と反省の意を示す
自分の不正で解雇となった場合、嘘をついて隠してしまいそうになりますが、ホントのことを話すべきです。
ここで注意すべきポイントは、自分に責任はなく、「会社の方が悪い」ということを強く主張してはいけないということ。
なぜなら、聞いてる側は、言い訳にしか聞こえません。さらに“会社に対する悪口を平気で言うヤツ”というレッテルを貼られ、評価が高くなることはないのです。
まずは、自分の反省すべき点を述べ、どう改善していくかを誠意をもって相手に伝えましょう。
会社都合でも転職したいならプロに相談してみるのがベスト
結論から言うと、プロのキャリアアドバイザーに相談しながら、転職活動を行いましょう。
キャリアアドバイザーは、何人もの求職者を転職に導いています。あなたのようにバレたくない会社都合によって退職した人も少なからずいるはずです。
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まとめ:会社都合が転職先にバレるのかを徹底調査!
今回は、会社都合が転職先にバレるのかを解説しました。
- 会社都合はバレる可能性はあるものの、対策はできる
- 不利になる会社都合でも、退職理由を聞かれたら正直に答える
- 転職を成功させたいなら転職エージェントに登録する
この記事を読んでくれたあなたはきっと、会社都合で退職してしまったと頭を抱えている人。
でも大丈夫。会社都合で転職した人は、世の中にいくらでもいます。
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