この記事のまとめ
退職を伝えてから実際に辞められるまでの辛い、気まずい期間の対処法を徹底解説!
どんなにしんどいと感じても、退職するまでの期間は2~3ヶ月かかるもの。
実際に転職して辛い期間を味わった筆者が、経験からもとづく周りの目を気にしないマインドをお話していきます!
変わっていく仕事仲間の態度。上司からのエスカレートする引き留め。
残された人たちからの冷ややかな視線を浴びるたびに、辛く、気まずい思いをして、「一刻も早く、職場から出たい‥。」と思うようになります。
そんなに早く辞めたくても就業規則に則って退職することを会社からは言われちゃいますよね…。(参考:厚生労働省)
僕も転職を決めて前職を辞める時、同じような経験をしました。送別会や励ましの言葉もいらないから、そっとしておいてほしい‥。と心の中で思っていました。
結論から言うと、僕は退職するまでの間、もう今の職場は“過去の場所”と割り切って、辛い時期を乗り越えました。
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退職するまでの期間が辛い、気まずい理由
退職するまでの期間が辛くて気まずい理由は、以下の3つです。
- 後ろめたい気持ちがある
- 悪口や態度で冷たさが伝わってくる
- まだ職場の人に良く思われたい気持ちがある
後ろめたい気持ちがある
後ろめたい気持ちはケースバイケースです。
- 一緒に頑張ってきた仲間を見捨てる感覚
- 自分を育ててきてくれた会社や先輩、上司を裏切る感覚
- 自分だけ今の会社から逃げる感覚
- 人手不足の会社から自分が抜けると、周りの人がさらに忙しくなる後ろめたさ
- 案件が走っているのを見ると、貢献できずに申し訳なくなる気持ち
上記のうち、僕は貢献できなくなる気持ちで後ろめたさを感じていました。
周りは今の会社のことを考えて仕事をしていることに対して、自分は会社から去ることを考えて仕事をしているというギャップ。
自分だけ身辺整理や引継ぎを行っていると、周りの人に対して申し訳なさでいっぱいになりました。
さらに、辞める時に思い浮かぶのが、今まで指導してもらった先輩や上司の顔。
特に新卒から入った会社を辞める場合、社会人のマナーも知らなかったころから、今まで育ててくれた会社を裏切った感覚になり、たまらなく申し訳ない気持ちになります。
悪口や態度で冷たさが伝わってくる
会社を辞めると分かったとたん、周りが冷めた態度をとってきたり、悪口が聞こえてしまうこともあります。
僕の場合、態度が大きく変化したのは上司でした。
辞めるまでは、優しく接してくれていた上司。上司は僕の後輩に対して、「○○(僕の名前)みたいにスピード感をもって仕事しろよ!」と言っていたくらいです。
しかし、退職を伝えてから、態度は一変。
3日かかるような引継ぎ書類を「今日中にすべて作れ!」だったり、「辞める会社だからって仕事に手を抜くなよ!」と、ものすごく厳しく当たられるようになりました。
「仕事を辞めると伝えたのは自分だから、周りが冷たい態度になってしまうのは、しょうがないことかもしれない。」
…と分かってはいるものの、やっぱり後ろめたさをものすごく感じてしまいます。
まだ職場の人に良く思われたい気持ちがある
自分とは関係のなくなる職場だと分かってはいるものの、周りの人に良く思われたまま退職したいと思うのが人間の性です。
今の仕事を全て投げ出すぐらいの気持ちがあれば、すこしは楽になれるもの。
とはいえ、良く思われるように、周りに気を遣ったり、「自分は今どう思われてるんだろう‥。」と敏感になると、余計に辛くなります。
周りの目を気にしすぎると、退職までの辛さがどんどん大きくなってしまいます。
感謝の気持ちをもつのは大切ですが、周りばかり気にしてしまうと、キリがなくなります。
退職するまでの期間が辛い時の対処法3つ
退職するまでの期間が辛い時の対処法は、以下の3つです。
- 退職する職場は「過去のもの」と割り切る
- 引継ぎに全力を注ぐ
- 合法的に会社に出向かずに辞める
退職する職場は「過去のもの」と割り切る
自分は去る立場だからと、職場の周りの人たちに気を遣いすぎていませんか?
退職する職場は、もうあなたの職場ではありません。退職後は、自分にとって関係のない場所になります。
退職する職場で仕事をし続けるのが辛い状況なら、すこし楽観的に働いてみてもいいかもしれません。
例えば、以下のような感じです。
- 冷たい態度や対応をされている→「もうこの人たちとは関わることはない」
- 後任がいないと愚痴を聞かされる→「退職するのは個人の自由で権利がある」
- 退職を決めてから周りを気にしすぎて辛い→「これから職場の人と絡むことはない」
退職は悪ではありません。
転職者は年々増加しており、総務省統計局のデータによると、2019年の転職者数は351万人と過去最多となっています。
出典:総務省統計局
転職者の数だけ、退職者はいます。退職はそれだけ身近なものになっていて、会社はそれを受け入れなければいけません。
つまり、あなたは何も間違ったことをしているのではなく、真っ当なことをしているのです。
退職の意思を会社に示したのなら、その時点で会社は過去の場所です。退職の意思を示してから2週間が経過すれば、会社に引き留められても、合法的に辞められます。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:民法第627条1項
詳しくは、【リスクは!?】辞めさせてくれないブラック企業からはバックレてOK?を合わせてご覧ください。
退職届を出したら、今の会社はもう“過去の場所”。
未来のことではなく、過去の人たちのことで悩んでいても、まったく前に進めませんよ。
引継ぎに全力を注ぐ
会社から求められているのは、前向きな仕事ではなく、漏れのない引継ぎ。
「やることないくせに、何やってんだ?」と思われている気がして、会社に居づらいと感じている人は、求められている仕事、つまり引継ぎを全力でやると、心が落ち着きます。
先ほどもお話ししたように、今の職場は過去の場所です。
とはいえ、働いていた間は給料をもらってお世話になった職場でもあります。感謝の気持ちを込めて、丁寧に引継ぎを行いましょう。
引継ぎは、退職する社員に求められる最後の仕事。求められている仕事に全力を注ぎ、罪悪感を紛らわしましょう。
引き継ぎせずに仕事を辞めたい場合は、仕事を引き継ぎしないで辞めたいのは非常識?退職代行を使う3つの注意点!を合わせてご覧ください。
退職代行を利用する
冷たい対応や悪口、上司からのしつこい引き留めが繰り返され、辛い毎日に耐えられない人もいるでしょう。
そして、仕事を退職するのも、転職するのも、当然の権利。「後任が見つかるまで辞められない」と途中で言われることもあります。
そんな時は、合法的に辞められるサービスの「退職代行」に頼ってみるのも手です。
退職代行とは
退職したい場合に、会社に出向かなくても、代行して退職手続きを進めてくれるサービスのこと。
どうしても辞めさせてくれない会社でも、専門家が正しい手順で退職を進めるので、確実に辞められるのが大きなメリットです。
退職代行は、2018年から人気が高まり、今ではメジャーな退職サービスとなりました。
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「20代が8割を占め、その半数は新卒だった」と話す。業種で多いのは運送業、保育士、介護士、引っ越し業者だという。 pic.twitter.com/uGKPCrunwF
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関連記事:退職代行「辞めるんです」の評判・口コミは?後払いできる安心サービスを徹底検証!
まとめ:退職するまでの期間が辛い、気まずい時の対処法を徹底解説!
今回は退職するまでの期間が辛くて気まずい時の対処法を解説しました。
- 退職するまでの辛い期間は、「過去の場所」と割り切る!
- 辞める社員が最後に求められる「引継ぎ」に全力を注いで、罪悪感を紛らわす!
- 辛い日々に少しでも早くピリオドを打ちたいなら「退職代行」を利用しよう!
実際に経験した人しか分からないかもですが、辞めると伝えてから実際に辞めるまでの期間が、もっとも気まずい時間です。
本記事に沿って、みなさんが勇気ある決断をした「退職」を後悔しないように、実際に辞めるまでの期間を充実したものにしましょう!
ホントに辛い場合は、退職代行を利用しましょう。引継ぎができていなかったとしても、辛いストレスで体を壊せば元も子もありません。
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引き継ぎが間に合わない方は、下記の記事で対処法を解説していますので、参考にどうぞ。
>>退職の引き継ぎが間に合わない!どこまで完了すればいいの?対処法は3つだけ!
今回は以上となります。