この記事のまとめ
在職中にハローワークに転職相談することは可能です。
しかし、ハローワークへの転職相談をあまりおすすめできないハッキリとした理由があります。
弱小地方銀行から時価総額20兆円超えのホワイト企業へ転職した筆者が、実体験をもとに解説していきます。
暗くどんよりとしたハローワークの建物の中。
若い人から中には50代を越えるような人も窓口に並び、ピりついた雰囲気で受付を待っている空間。
もちろん、ハローワークで自分に合った会社に出会える可能性はゼロとは言えません。
とはいえ、できるだけホワイト企業で短期離職をしたくない方は、ハローワークより他の転職サービスを利用することが堅実と言えます。
この記事を読めば、ハローワークと他社転職サービスの違いを理解し、自分に合った仕事を選ぶ方法が見つかります。
MEMO
ハローワークは、求人の質が低く、職員は非正規雇用が多いです。
キャリア相談サービスなら、在職中に相談できて、自分に合った仕事を選ぶことができます。
キャリドラなどベストな転職先を自己分析を通じて見つけてくれるサービスを使って、ストレスのないホワイト企業へ転職しましょう。
タップできるもくじ
在職中にハローワークへ転職相談するのはOK
ハローワークでは在職中に求職登録を行うことができます。
求職登録が完了すれば、求人情報を検索したり、書類の添削や面接のサポートを受けられます。
Q4. 在職中なのですが、求職登録はできますか。
A4. 在職中の方でも求職登録は可能です。
引用:ハローワーク公式サイト
とはいえ、ハローワークの求人の応募にはハローワークからの紹介状が必要です。
紹介状をもらうためには、“離職票”を提出しなければなりません。
そのため、現職に退職する意思と退職する時期を伝えておかないと、現職から離職票をもらうことができません。
どうしても在職中にハローワークの求人に応募したいという方は、オンライン上で求職登録をする『オンライン自主応募』ができます。
ただし、オンライン自主応募はハローワークからの紹介にはならないため、企業側からすると助成金の支給対象となりません。
せっかく応募しても企業側から「ハローワークから紹介状を書いてもらってほしい」と言われ、断られる可能性が高いのです。
ハローワークと転職エージェントの違い
ハローワークと転職エージェントの違いを表にまとめました。
ハロー ワーク |
転職 エージェント |
|
求職者の利用料 | 無料 | 無料 |
採用されやすさ | ◎ | 〇 |
求人企業の 利用料 |
無料 | 有料 |
求人審査 | × | ◎ |
求人の量 | ◎ | 〇 |
サポートの質 | △ | ◎ |
参考:厚生労働省
ハローワークの強みは、求人の量が圧倒的に多いことです。
一方でハローワークは、求人審査もなく、求人企業は無料で募集できるため、業績がいちじるしく悪い会社であったり、社員がすぐに辞めてしまう、いわゆるブラック企業も多く潜んでいます。
関連記事:【暴露】ハローワークはブラックだらけ‥?ホワイト企業ばかりではない!
※ただし労働関係法令違反を繰り返す求人を受け入れない“不受理制度”がスタートしています。(参考:厚生労働省-改正職業安定法について)
一方、転職エージェントは、ハローワークに比べて求人数は少ないものの、求人の“質”は高いです。
さらに、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、サポートのレベルが非常に高いことも特徴です。
転職エージェントのビジネスモデルは、求職者が求人会社に内定が決まってはじめて、紹介料としてお金をもらうお仕事です。
そのため、キャリアアドバイザーも、求職者と同じく内定に向けてしっかりとサポートしてくれます。
ハローワークへ転職相談するのは基本的におすすめしない理由3つ
ハローワークへ転職相談するのは基本的におすすめしない理由は、以下の3つです。
- 求人の質が低い
- ハローワーク職員のキャリアレベルが低い
- 雇用条件と相違している場合がある
求人の質が低い
先ほどもお話しした通り、ハローワークの求人の質は圧倒的に低いです。
なぜなら…
- 求人審査がない
- 求人企業が無料で掲載できるためお金がない会社も募集できる
- ずっと募集している求人が山ほどある
上記のような背景があるからです。
ずっと募集している求人は、"募集してもすぐに人が辞めてしまう”というブラック企業の最大の特徴。
ハローワークの求職登録をすれば、求人を検索できるようになるため、見分けがつくようになります。
あなたが「どこでも良いからすぐにでも採用されたい…!」と思われているならハローワークはベストな選択肢となります。
地に足付けて働きやすい会社で、自分の市場価値を高めながら仕事をしたいと思われているなら、ハローワーク経由の募集の優先順位は下げましょう。
ハローワーク職員のキャリアレベルが低い
ハローワーク職員のキャリアレベルが低いというのは、下記2つを意味しています。
- 職員の転職ノウハウ・サポートの質が低い
- 職員自体の雇用レベルが低い
ハローワーク職員は、求職者の内定が決まろうとも、見返りを受けることはありません。
また、ハローワーク職員はあくまで公務員。転職にはほどとおい人種と言えます。
一方、転職エージェントのような他社サービスは、求職者が求人企業に入社してはじめて、売上がたつビジネスなので、転職ノウハウがない限り戦えません。
また、ハローワーク職員は、職員のほとんどが非正規雇用となります。
ハローワークの相談員が非常勤化されているためで、2014年の時点でも、相談員5人のうち3人が非正規公務員で占められていた。つまり、「仕事を失った人」を、不安定な身分の職員=非正規公務員がサポートするという、やりきれない現実が存在しているのだ。
つまり、転職相談をする相手が「自分だって相談したい」という立場の人間なのです。
転職ノウハウもない、雇用レベルも低い、こんな人から得られるものはあるでしょうか?
完全無料でプロに相談できるサービスは、転職エージェントを含め、世の中に山ほど存在します。
雇用条件と相違している場合がある
「ハローワークの求人に掲載されている条件で入社したのに、実際に入社すると雇用条件が違う...!」
こんなことも起きてしまうのが、ハローワークの現状です。
実は、ハローワーク公式サイトも雇用条件の相違が起きていることは認めています。
Q6. 実際に応募したところ、条件が異なっていたのですが…。
A6. ハローワークでは、求人受理に当たって、十分に条件の確認等を行い、応募者を募るために虚偽等がなされることがないよう指導を行っておりますが、万が一求人内容と実際が異なっていた場合には、ハローワーク求人ホットライン又は紹介をしたハローワークまでご連絡いただくようお願いします。 求人企業を管轄するハローワークより、求人企業に対して事実確認を行い、必要に応じ、求人内容の是正・補足等を行います。
引用:ハローワーク公式サイト
よく考えてください。
入社したばかりの会社。ハローワークに告発をして、上司や社長に事実確認が入り、お役所から「求人内容訂正しなさい!」とご指導が入る。
あなたは入社したばかりの会社でどうなると思いますか?
確実にいづらくなるでしょう。なぜなら、告発した人物は周知の事実だからです。あなたですよね。
ハローワーク以外に無料で転職相談できるサービス2選
ここまで、ハローワークに相談するのはおすすめしない理由をお話ししました。
ここからは、ハローワーク以外に無料で転職相談できるサービスを2つご紹介します。
- 転職エージェント
- キャリア相談サービス
転職エージェント
転職エージェントは、完全無料でキャリアカウンセリングを受けられるサービスです。
転職エージェントの大きなメリットは、キャリアカウンセリングだけでなく、面接対策や職務経歴書の添削も無料でサポートしてくれる点です。
そのため、プロのキャリアコンサルタントのノウハウを自分の書類や面接に活かすことができます。
その一方で、転職エージェントに相談する際は、転職することが前提として話が進むため、その前段階の自己分析のサポートやキャリアプランの作成までは行ってくれません。
転職エージェントでキャリアプランの作成など手厚いサポートをしてくれるサービスを選びたいなら、『アサイン』がおすすめです。
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※登録後もお金は一切かかりません。
関連記事:【激白!】人材業界の超新星アサインの評判や口コミは?筆者が転職面談を受けてみた!
転職エージェントは、転職を決意してからじゃないと相談できないと思われがちですが、実は違います。
詳しくは、転職エージェントは相談だけでもOK?相談を繰り返して転職成功した筆者が解説!で解説していますので、ご興味がある方だけ合わせてご覧ください。
キャリア相談サービス
キャリア相談サービスとは、プロのキャリアコーチとマンツーマンで面談し、今後のキャリア設計や仕事や転職に関する悩みを相談できるサービスのことです。
転職エージェントとは異なり、「転職することをまだ決めきれてない」という方でも、相談可能です。
下記に転職サイト・エージェントとキャリア相談サービスの違いをまとめました。
サービス名 | キャリア相談 | 転職サイト | 転職エージェント |
---|---|---|---|
自己分析の支援 | 〇 自己分析からスタート |
× アドバイスなし |
△ 求人紹介がメイン |
キャリアプランの作成 | 〇 コーチと二人三脚 |
× アドバイスなし |
△ 求人紹介がメイン |
求人紹介 | × 自社求人が存在しないため 実質全ての求人に応募可能 |
△ 自社求人のみを紹介 |
△ 自社求人のみを紹介 |
アドバイザーの質 | 〇 プロのキャリアコーチ |
× アドバイザー不在 |
△ 当たり外れが大きい |
※チャットによる相談も可能です。
詳しくは、転職相談をチャットでできる3つのサービスとは?実際の画面を大公開!をご覧ください。
僕は様々なキャリアカウンセリングを受けてきた中で、キャリア相談サービスのカウンセリングがもっとも役に立ちました。
- 自分の新たな一面に気付けて自己理解が深まった
- 自己理解を通じて自分に合う仕事を見つけられた
- キャリアプランを作成したことで転職活動の自信になった など
上記のように、様々なメリットを感じられました。
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キャリア相談サービスのカウンセリングを受けると、上記のようにモヤモヤをスッキリさせて前に進めるようにもなります。
試しにキャリドラなど、いくつかのサービスの無料相談を利用して、プロに転職の悩みを相談してみましょう。
自己分析を通じた自分の適職やノウハウを得られるはずです。
おすすめのキャリア相談サービスは下記にまとめていますので、興味がある方だけ合わせてご覧ください。
-
有料キャリア相談おすすめ15社を受講者が徹底比較!カウンセリング受講者が人気サービスを紹介!
続きを見る
関連記事:有料キャリア相談おすすめ13社を受講者が徹底比較!ランキング形式で人気サービスを紹介!
ハローワークの転職相談に関するよくある質問
ここからは、よくある質問をまとめています。
転職相談前にサクッと目を通しておきましょう。
在職中にハローワークへ転職相談したらバレる?
結論から言うと、相談するだけならバレません。
ただし、求人の応募をする際に現職から離職票をもらう必要があるため、現職に隠したままでは求人の紹介を受けられないというデメリットがあります。
現職にバレずにハローワークへ相談したいなら、具体的な求人の話までは聞けないという点を注意しましょう。
ハローワークで相談できることは何?
失業保険や再就職の手続きから、書類の添削まで相談できます。
具体的には下記のとおりです。
- 失業保険/再就職手当の手続き
- 職業相談・職業訓練の申込 / 参加
- セミナーや会社説明会の参加
- 求人の検索・紹介・応募・問い合わせ
- 書類の添削 / 面接対策
結局、転職する際はハローワークにいくべきなの?
民間の転職サービスに相談することをおすすめします。
大手転職エージェントをはじめとして、プロのキャリアアドバイザーに相談できるため、サービスの質の高さは民間サービスが圧倒的です。
ハローワークも民間サービスも、完全無料ですので、お金をかけずに質を担保できる民間サービスを選ぶべきです。
まとめ:ハローワークへ在職中に転職相談するのはおすすめしない!
今回は、ハローワークへ在職中に転職相談するのはおすすめしない理由について解説しました。
- ハローワークに在職中に転職相談するためには、離職票を現職から発行してもらう必要アリ
- ハローワークは有難いサービス、でも世の中にはもっと有益なサービスがたくさんある!
- 転職エージェントやキャリア相談サービスが転職相談においてもっともおすすめ!
ハローワークと転職エージェント、転職関連サービスの違いについてわかりましたか?
決してハローワークが良いサービスではないということに気付けたと思います。
ぜひ相談先の優先順位は賢く決めてください。
仕事は一生付き合うものです。
仕事選びも真剣に考える必要があると言えます。
最後におすすめのキャリア相談サービスを紹介して終わりにします。
キャリドラの特徴
- 業界最大手の人気No.1サービスとして累計9万人の申し込み実績
- 適性や適職を見つける自己分析において受講者の評価が高い
- 経営者や人材領域のプロフェッショナルからコーチングを受けられる
関連記事:キャリドラの評判は?やばい口コミ・怪しい噂を実際に利用した筆者が徹底解説!
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関連記事:マジキャリの評判・口コミは?実際に利用した筆者の体験談を徹底解説!
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関連記事:ライフシフトラボの評判は?実際に受けてわかった口コミを徹底解説!
今回は以上となります。